Soul-Searching Travel !!

アメリカ旅行の思い出(2014年9月2日〜11月28日)

運転手はほぼ例外なく、黒人。

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たった4泊のハビエル&ヴィッキー家だったけれども、別れる時はちょっぴり悲しい。早朝7時の出発にも関わらず、ハビエルとヴィッキーはわざわざ起きて表まで送ってくれた。
「時間があったら日本に来てね。」
そう言って2人をあとにする。

よく「ニューヨークはアメリカじゃない」って言われる。
白人に黒人、中国人、韓国人、日本人も大勢いる。ビジネスマン、学生、ホームレス、そして大量の観光客(街にいるほとんどがコレ)。街中が人で溢れかえっている。車のクラクションがひっきりなしに鳴り響いている。物価はまさに観光地プライス。ペットボトル一本の水に300円取られた時はさすがにガックリきた。だから僕のような、長期間かけてアメリカの都市をいくつも回っている旅行者はいつもこう言う。
「ニューヨークは好きになれないな。」

それでも皆、なんだかんだでニューヨークに来る。やっぱりここに来ないとアメリカに来た気がしない。そんな街、ニューヨークを思いながら向かうは2番目の街ボストン!

貧乏旅行では都市間の移動は常にバス。ニューヨーク-ボストンは約5時間、だいたい1500円くらいで移動できる。チケットの入手もすごく簡単。長距離バスのターミナルはちょっとしたパーキングエリアみたいになっていて、トイレ、雑貨屋はもちろんのこと、レストランまで付いている。ただ、アメリカにおいてバスは最もチープな移動手段。これを利用する人々が、善良でお金に余裕のあるレイディース&ジェントルメンではないということは自ずとお分かりだろう。こういう場所では必ずと言っていいほど物乞いをする人がいるので注意が必要。きっと盗難もたくさんあることだろう。アメリカ人の友人に「バスターミナル、それにバスの車内では気をつけろ」と念を押され、少しビビりながら出発を待つ。

アメリカ第一の都市ニューヨークからは、各都市へ向けてたくさんのバスが走っている。バスターミナル内の搭乗ゲートの数も多い。待合室ではアナウンスがひっきりなしにかかっている。
「ボストン行きはXXゲート、フィラデルフィア行きはXXゲート......」
機械を通しての英語ほど聞き取りづらいものはない。分からないからスタッフに聞く。
「64番ゲートへ行け」
無言でチケットの紙面に、雑な字でこう書かれた。

64番ゲートで待つ。
......誰も来ない。そして待つ。誰も来ない。
出発時刻になってから異変に気がついた僕は(←遅すぎる)、慌てて別のスタッフにゲートを尋ねる。
「63番へ行け。今すぐにだ!(Right now!)」
走る僕。映画で見たような光景。後からスタッフのおっちゃんも僕についてくる。出発しかけのバスを目の前にして、後方からスタッフのおっちゃんが叫ぶ。
「コイツをこのバスに乗っけてやってくれ!」
なんとかバスに飛び乗った僕。

インド人大学生の隣に座り、車窓を眺めながら5時間のバス移動を楽しむ。