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アメリカ旅行の思い出(2014年9月2日〜11月28日)

"INTREPID" 勇猛果敢、大胆不敵

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イントレピッド・ミュージアム。ニューヨークでは有名だけど、日本で売っているガイドブックとかにはたぶん載ってない。

第二次世界大戦で実際に日本と闘った空母「イントレピッド」。このとてもとても大きな空母の中身を博物館に改装してしまったのがイントレピッド・ミュージアム。

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ちなみにイントレピッドの戦績はこんな感じ。

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さて、入館。本物の空母なわけだから当然入口もこんな感じ。

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艦内は普通の博物館。広すぎるせいか、がらがらに思える。お腹が空いたので、ご飯が食べたくなった。艦内のベンチで昼食。カバンの中に無造作に突っ込んだせいでボロボロになったクッキーを頬張るジャパニーズ。それを訝しげに眺めながら過ぎ去って行く白人たち。清掃の人から、
「あんまり大きなピクニックにはしないでね。」
と言われた。すみません......

この空母は、なんと2度も日本の特攻機に突っ込まれている。その衝撃的なシーンを映像で見ることができる。アメリカ人にとっては「カミカゼ、KAMIKAZE」の方が馴染みがあるみたい。多くのアメリカ人がカミカゼの映像に見入っていた。

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これがグラマンの戦闘機、通称「ヘルキャット」。イントレピッドはこのヘルキャットを大量に積んで、大海原を移動していた。日本の戦闘機「ゼロ戦零式艦上戦闘機)」のライバル。太平洋戦争の序盤では日本のゼロ戦が空戦において圧倒的優位にたっていたが、1943年、このヘルキャットの登場によって立場が逆転する。

・限られた出力の発動機から最大限の能力を発揮するため、極端なまでに軽量化されたゼロ戦
・大出力の発動機を得て、機体の頑丈さなど、余裕を持った設計がなされたヘルキャット

こんなとこからも、日本にとって太平洋戦争がいかに苦しい戦争だったかがよく分かる。

・機体の形状が美しく、プラモデルとして欲しいのはゼロ戦
・もしどちらかに乗って闘えと言われたら、乗りたいのは絶対にヘルキャット

なんだか日本とアメリカを象徴しているようで、面白い。